川内大綱引のルール

川内大綱引は、一般的ないわゆる綱引きとは異なり、独特のルールで行われます。

 

上方(赤)と下方(白)に分かれ、それぞれ大きく4つの部隊で構成されます。

 ①太鼓隊

 上方・下方に一番太鼓から十番太鼓までそれおぞれ10人ずついます。

 綱の横側に一列に並んで一斉に太鼓を打ち鳴らします。引き隊は、この太鼓の合図に合わせて綱を引くので、攻撃を指揮する重要な役目です。

 

 ②引き隊

 綱を引く部隊です。

 太鼓隊の合図に合わせ、大綱にくくりつけた「引き綱」を一斉に引きます。

 

 ③押し隊

 相手陣内に押し込み、相手の引き隊の体勢を崩して、自軍の引き隊が綱を引きやすくします。

 川内大綱引独特の勇壮な綱引の中心となります。

 

 ④ワサ係・ワサ払い

 綱が相手から引かれ形勢不利となった際に、それ以上引かれないように綱の最後尾にある「ワサ」と呼ばれる輪を、中央の位置に埋め込まれた「ダン木」と呼ばれる木にかけます。


 ワサを掛けやすくするためにワサのところの綱はJの字の形に曲げてあります。ワサ払いは曲げられたワサの前を走り、ワサを掛ける際の邪魔にならないように人を払っていきます。

 

 ※ワサをダン木に確実に掛けるために、また、曲げたワサのところに巻き込まれて大けがをしないようにするために、ワサ係・ワサ払いは水色のハチマキを締め・水色のTシャツを着て、笛を吹きながら走ってきてダン木周辺の人を払っていきます。笛が鳴って水色ハチマキが見えたらすぐに脇に避けてください。

ワサ掛の様子

川内大綱引は、綱が片方に引かれても、ワサがダン木にかけられるため、それ以上引かれることはありません。引かれた方(負けている方)は、押し隊を繰り出して相手の引き隊の体勢を崩し、それに合わせて引き隊が綱を引いて一気に自陣側に綱を引き紺行きます。

 

 時間内に引き・ワサ掛け・押し・引き・ワサ掛け・押し・引きを繰り返し、一定時間たつと綱にノコが入れられます。その時に綱の中央を自陣側に持っている方の勝ちとなります。

綱にノコを入れる審判(平成26年度)
綱にノコを入れる審判(平成26年度)

川内大綱引では、最後にノコを入れ綱が真っ二つに切れるため、大綱はその年1回だけしか使えません。そのため綱引当日の朝に1,500人ほどの市民の皆さんにご協力をいただきながら、毎年、毎年、大綱を練り上げています。